決算特別委員会での質疑

はじめに

今回は私の質問・発言を全文掲載します。文字が多くなりますが、ぜひお読み頂き、私の思いをご理解頂ければと思います。

企画総務常任委員会(9月24日)

コンビニの区行政における位置づけ

小泉質問

コンビニについては、この地図のように、無いところにはないのです。このことをどう考えるのですか。

今の区は、国から指示が出たら、何も考えずに、はい、そうですか、となることが多く、大いに疑問です。 コンビニ活用については、やるべきではない、といっているのではないのです。活用するなら、きちんと検討すべき、と申し上げているのです。

コンビニには、端末があるだけだから、窓口機能はありません、という紋切り型の考えでよいのでしょうか。 コンビニを活用していく以上、萩原部長の言われた、お客様の目を見た対応という窓口での対応をどのように考えるのか、また、適正配置についてはどのように考えるのか、これらを含め、コンビニの区行政における位置づけを明らかにすべきです。 お考えを伺います。

和久住民記録・戸籍課長

区の行政におけるコンビニ交付の位置づけというのは、端的に申し上げますと、窓口サービスの補完的な役割であるものと考えております。 全国どの地域でも早朝から深夜まで、土曜・日曜含めまして証明書を取得できるというコンビニ交付の持つ大きな利便性、この利点というのを区民に提供する。その一方で行政機関が実施する窓口サービス、顔の見える関係、お客様の目を見た窓口のあり方という、その窓口サービスの利点というものもより充実させていくと、その両面が大事になっていくと考えております。 区民や区議会のご意見等を充分踏まえまして、窓口サービスのあり方についても検討して参りたいと考えております。以上です。

たま子コメント

区は突然、コンビニの活用と言い出したのです。区内のどこにコンビニがあるかも確かめずにです。たしかにコンビニがあるところは、便利です。しかし、地域によっては、コンビニが出店ことにより、地元の商店が閉店となり、さらにそのコンビニが次には撤退し、地元にはなにもお店がなくなってしまった、ということも起きているのです。区民生活に責任を持つ行政としては、コンビニに頼り切ることなく、まずは、自らの施設機能を充実すべきと考えます。そのことについて、区は基本的考えを持っていません、問題です。

区政運営についての疑問・危機感

小泉質問

私は今、非常に区政運営に疑問、危機感を持っています。 各部はバラバラなことを言い、それを指摘すると、今後の検討ということとなる、どうやってプライドを持って仕事をされているのでしょうか。 マッチング担当部門は、この本庁舎問題について、どのように検討を進めているのでしょうか。

各部は、分散庁舎について、どのように考えているのでしょうか。 疑問が山積みで、更には、なんの的確な答弁がないのです。 区は、思考停止状態に陥っているようです。

コミュニティの醸成のために中庭が必要ということならば、それがなお必要なのは、総合支所のはずです。 北沢タウンホールには何もないし、それでは、今、まさに設計中の玉川総合支所ではどうなるのでしょうか。 どうして、今の区は、思いつき、のような計画しか建てられないのですか。

本庁舎の計画案が、区民の議論を呼び起こすたたき台であるならば、なぜ、多様な案を出せないのか。全く、おかしいです。 今、地域行政として、総合支所での総合窓口の検討をしています。その資料を見ても、申請窓口の統一化のメリットが全く感じられません。基礎的なデータ不足です。

それよりも、本庁舎問題で、総務部が、世田谷支所の移転を言っています。 もともと、世田谷支所には、他の支所と違って、出張所がありません。 そのような特殊な支所を使って、想定の検討をするということが、現実離れしています。

なぜ、世田谷支所をモデルケースとして検討しているのですか、他の支所において、問題点を探ることをしないのですか。 本庁舎案については、区長は、『所管が出したい』と言ったから出した、と答弁したが、まったく、見識を疑います。例えそうであっても、組織のトップが、絶対に言ってはいけない言葉です。部下のせいにするのは。

しかし、今回は所管がではなく、区長がだすことを決めたのに違いありません。 総務部長が、勝手なことをするはずがありませんから。

問題は、政策経営部です。政策経営部以下、3部が、このような『骨太の方針』なるものを出しているのですよ。 私は、はじめて、この骨太の方針という言葉を聞き、まあ、ビックリしましたが、大変な位置づけなのでしょう。骨太なのですから。

総務部は今のような意向があったのでしょうが、政策経営部は、建物統合、面積9割という方針を出しているのです。 今回の本庁舎の案作成にあたって、政策経営部は、どのような役割を果たしたのか、疑問です。

行政の広報は、異なる意見があった時には、公平に取り扱うことが原則のはずです。 すると、今後、本庁舎問題について区民の意見を伺うときには、総務部としては、面積2倍、分散庁舎を考えているが、区の政策経営部門としては、庁舎も含めて、建物集中、かつ面積は既存の面積の10%縮減、90%とする『骨太の方針』を持っているということを明らかにするべきだと思いますが、区のお考えを伺います。

笹部政策企画課長

公共施設の総合管理計画の基本的な方針につきましては、これから30年を展望しまして、600余、合計で120万平米の公共施設をこれからどうやって更新をしていくかという点と、加えまして子どもや高齢者の新しい公共施設をどうやって獲得していくか、というふうな点から考えたときには、庁内で様々な工夫をして、公共施設相対としては、現状の面積の抑制をしていく方向があるといった方針を明確にしたものでございます。

一方、庁舎に関しましては、昭和40年当時の人口が約74万人という中で、東京都の内部団体で、職員総数が2千名の当時の区役所が現状に至って、非常に狭隘化をしている中で、これから本庁舎に必要な機能をどうやって獲得していくかといったような基本構想を検討している最中だというふうに考えてございます。

政経部としましても、これから総務部とは、しっかりと協議をして参りたいと考えております。以上でございます。

たま子コメント

この質問で取り上げたことは、区行政が、それぞれ、バラバラに物事を検討している、ということです。本庁舎問題ですら、ばらばらなのですから、あとの政策も同様と考えられます。本当に困ります。

区民生活常任委員会(9月24日)

車座集会の動員問題

小泉質問

車座集会の動員問題については、当面、置いておくものとして、私は、先日、総括で取り上げた、区長へのある区民の方からのお手紙の一部分が気になります。

それは、車座集会は誰のものかという問いかけです。事案そのものは、車座集会に向けて、40名という定員に向けて、区が動員をかけ、オーバーしたので、容赦なく逆にカットした、ということなのですが、そのお手紙では、先日の福祉保健常任委員会で、区の幹部が車座集会の感想を聞かれ、目からウロコが落ちるようだった、と言われたのですが、随分と地域も軽く見られたものです。

申し訳ありませんが、あれくらいの車座集会のやり取りで、ウロコが落ちるならば、日々、地域地区で起きている様々なことに直面すれば、目玉そのものが落ちてしまうでしょう。それくらい、本庁にいると、現場のことが分からないのです。逆に、現場は現場で本当にしっかりやっていただきたいのです。

さて、車座集会が、このように、区長や本庁職員のための勉強の場ということでは、区民が本当に迷惑なのです。区民は様々なところで、意見を言い、提案しているのになかなか実現しない、話を聞いてくれない、ということが良くあります。そこで、車座集会で、直接、区長なり副区長なり、本庁の幹部に言ってみると、それらの人々は、初めてその話を聞いた、場合によっては、所管に指示する、となるわけで、こうなってみると、区長に直訴すれば何とかなる、と車座集会で、様々な区民からの意見が出てくるが、その様々な意見のうち、果たして総合支所としてはじめて直面する課題・問題があるのか、あるとすれば、どれくらいあるか、さらに、どうして、支所では分からなかったのでしょうか。

区民から、支所はよくやっているが、本庁の所管が全く出てこない、といわれていたが、どのようにお考えでしょうか。

岩元砧総合支所地域振興課長

この間、砧総合支所においては、3地区で車座集会を開催させていただいておりますけれども、この間の区民からのご意見・ご相談につきましては、何らかの形ですべてお聞きしているものだというふうに理解してございます。以上でございます。

たま子コメント

まさに、地域振興課長が答弁した通りなのです。ですから、車座集会というのは、いったいどのような意味があるのか、考えずにはいられません。出張所、あるいは総合支所で責任を持って区民を受け止めてくれる、そのことこそが大切なはずです。

総合支所の位置付け

小泉質問

他会派から、総合支所の権限を高めるという話がありましたが、役所的な権限の問題よりも、地域で、総合支所が、どのように区民から信頼されているか、ということこそが問題ではないのでしょうか。その信頼を得るために、責任と権限を支所長に移管するということならば分かりますが、そのようなビジョンなしに、仕事、権限を支所長に移しても、なんにもならないのではないのではありませんか。

宮崎副区長

今、地域行政のご紹介いただきましたけれども、総合支所といたしましては、まず、地域の実情に照らした判断というのが求められてくると。これは、人口の過密度も当然ですし、地域の広さの問題もありますし、そういうことからの地域行政ですから、当然そこに置かれる支所長含めての総合支所の職員は、その認識に立って対応していくべきということです。 また、地域の住民の方からの声を、今お話もいただいた本庁のほうが、逆に言うと中々そこまで理解度が進んでいないとするならば、そこは総合支所が代弁も含めてやっていくべきというふうに考えます。これらの部分のところを意識して、当然権限と責任を同時に下ろしていくということだと思います。以上です。

たま子コメント

答弁は、お分かりのように、実務のことを言われます。でも私は、総合支所が地域でどのような役割を果たすか、というビジョンをまずは明らかにすべきと考えています。

まちづくりセンター複合施設のあり方

小泉質問

まちづくりセンターは地区の中心であり、まず、しっかりと区民を受け止めるところのはず。 ところが、最新のまちづくりセンター複合施設を訪ねると、まちづくりセンター部門が一番奥にあって、区民からは良く見えません。

一体全体どうしてこのようなこととなっているのか。理念がないのではないですか。

本庁整備にあたり、用が無くても来て貰うのは、第一に、まちづくりセンターであり、次に、総合支所のはずです。 このようなビジョンも作れないのかと、情けなく思います。

山田世田谷総合支所地域振興課長

本年1月にオープンいたしました下馬複合施設は、やや狭小な敷地であったために、エントランスホールの真ん中にあるエレベーターを境に、地区会館側と、まちづくりセンター、あんしんすこやかセンター側とに動線を分ける形で設計されたものでございます。

下馬複合施設では、入口からの見通しがやや悪い点をサインや表示などで工夫を図るとともに、まちづくりセンターの主催により、あんしんすこやかセンターや地区会館と毎朝打ち合わせを行うなど、利用者に配慮した運用をしているところでございます。

上馬複合施設につきましては、平成29年1月に新施設を開設する予定でございます。まちづくりセンターが中心になっていないというご指摘でございますが、2階、3階の地区会館利用者の待ち合わせや、入れ替わりなどのスペースを考慮し、エントランスホールを約50㎡と広く設けたゆとりのある造りといたしました。

また、施設に入りますと、エントランスホールを経まして、まちづくりセンターの受付が見通せる設計になっております。この基本的な造りを活かしまして、まちづくりセンターの存在がより強調できるよう、誘導サインなどでの工夫を図ってまいりたいと考えております。

また、運用は、まちづくりセンターが中心となって、はかっていきたいと考えております。以上でございます。

たま子コメント

建物の中の配置ということは、とても大切なことと思います。どのように、区民をお迎えするか、相談しやすいか、ということが最重要のはずですが、区役所の検討では、なるべく区民の前に出たくない、見えないところにいたい、という感じがしてなりません。全くもったいないことです。お店であれば、お客様に見えるところ、目立つところというのは、賃料が高いですよね。区の考えはまったくおかしいです。

総括質疑(10月2日)

小泉質問

総括の質問に入る前に、一言申し上げます。 今回、発見された外環道路予定地の横穴型の遺跡群については、区内の貴重な財産とも思え、世田谷の子どもたちのためにも、将来に向けて丁寧な取り扱いがなされるよう、要望いたします。

本庁舎問題について

一般質問で、理念・ビジョンについて伺いましたが、全く、お答えがありません。ハッキリ申し上げますが、議会を傍聴している区民は、本当に、区の対応に、失望し、怒りさえ感じておられる方もいるのです。 今の区は、大切なことをわざと考えないようにしているのか、とも思われますが、これでは、話が進まないので、区が、政策として出しているものを検討してみました。 しかし、これがまた、全く整合性がありません。

ここに、5つの所管から出されている政策と、議会答弁などの矛盾点を表にしました。 まず、公共施設等総合管理計画の基本方針(骨太の方針)《建物編》 が平成27年9月4日に政策経営部 施設営繕担当部 教育環境推進担当部から出されました。 これは、庁舎も含む方針ですが、その基本方針2には、『施設の集約と抑制』があり、具体的手法として、複合化、多機能化が示され、『多機能を徹底し、施設の「機能」数は、確保しながら、「建物」数を減らしていく。』とさせています。 さらには、改築面積の縮減の項目があり、改築時に既存建築物の面積の10%を抑制する。とされているのです。

一方で、本庁舎等整備基本構想(素案)が同じ平成27年9月4日に総務部から出され、本庁舎規模 最低45,000㎡ (現在 25,000㎡程度)、庁舎数 5(変わらず)となっているのです。 同じ日に出されたものが、全く正反対の結論になっている、これは、どういうことか、と一般質問で、聞いたわけです。

その質問に対する総務部長答弁が、「今後、骨太の答申の考え方を踏まえ、適切な規模の庁舎となるよう、来年の秋までに基本構想をまとめる」ということです。 全くデタラメです。区が何を考えているのか、不明です。

更には、総合窓口(申請窓口の総合化)の創設が平成27年3月に地域行政推進本部より出され、取り組みの方向 「手続きの連続する一連の手続きをひとつの窓口で行えるしくみとする」とされ、更に、総合窓口(申請窓口の総合化)の創設に向けた検討についてというものが平成27年9月2日に地域行政部より報告されました。 その中では、総合窓口の基本方針として、「複数の申請手続きに来庁した区民が、多くの窓口を往復することがない。職員が作業しやすく、ストレスが軽減されるよう事務室環境の改善を図る」とされています。

私は、総合支所の総合窓口には反対の立場です。よく、『あれば便利ではないか』、と区長が言われますが、全く、実態を知らない机上の空論であるし、無駄使い、区民を混乱させるだけです。 ただ、総合窓口という概念は、悪いことではないのです。 その理念は、尊重すべきです。今後の超高齢者社会、認知症対応としても地区でこそ、総合窓口を整備すべきです。

ところが、本庁舎検討にあたっては、その理念が全く生かされていません。そのことを質問すると、総務部長の答弁で、「本庁舎整備では、(分散庁舎を前提に)庁舎間で区民がスムーズに移動できるよう動線確保を工夫する」となります。

いったい、区は、だれが何を考えているのでしょうか。 保坂区長は、なんと言っているのでしょうか。

区長自らのHPで、こう言っているのです。 『日本社会でいまだに、半ば「あきらめ」の境地で使われるのが、「縦割りですからね。横の連絡が悪いんですよ」という言葉です。全員の顔が見える村役場と違って、5千人を超える職員が、いくつもの建物に分散して仕事をしている世田谷区役所でも例外はありません』。 区長は、世田谷区はいくつもの建物に分散して仕事をしているから、仕事が縦割りだと言っています。 しかし、同じ場所で仕事を行うから、縦割りが無くなる、ということでもないようです。 総務部と政策経営部は、第1庁舎の同じ階にあるのですよ。地域行政部も、区民会館2階という近いところにあるのです。

しかし、区政を支えるこの3部門が、全く違うことを言っているのは、一体どうしてですか。

一方では、庁舎は数を少なくして面積も減らすといい、他方では、2倍近くの規模の庁舎案、それも分散庁舎の案を出してくる、また、窓口については、総合支所にはワンストップ窓口を作ろうとし、しかし、本庁舎は分散を前提として、区民が庁舎間をスムーズに移動できる動線を確保する、全く、めちゃくちゃです。理念がありません。私たち議員は、将来の区民に向けての責任があります。 新庁舎なり支所の総合窓口が出来た段階で、将来の区民が、一体全体、この使いづらい庁舎、窓口は、誰が計画したのだ、議会は、何をチェックしたのだという疑問を発した時に、誰が説明できるのですか。 全くバラバラですが、政策経営部長、これからどのようにされていくのか伺います。

板谷政策経営部長

区では、基本構想で定める区の将来像や基本理念のもと、基本計画を始め、福祉、子ども、教育、暮らし、都市整備などの分野ごとに、方針・計画等を定め、各政策を総合的かつ体系的に進めております。

お話にありました施設の総合管理計画基本方針ですが、現在の公共施設を維持更新する一方、子どもが増え、高齢化も進むという中で、経費面から総量の抑制をめざすものでございます。

本庁舎のほうは、築55年になる本庁舎、いろいろ求められる機能も、時代その間多くなってございまして、狭隘化しており、今後の行政需要が増える中で、標準面積を示しております。そうは言っても、全体の財政計画の中で、機能の確保とあわせて財政基盤の維持という観点からのすりあわせ、バランスをとっていくことが、区としては必要かと思っております。

たま子コメント

私は、庁舎問題は、単なる建物の問題ではなく、区役所全体の組織、それも、これから30年、40年先を見通した、区役所のあり方そのものの問題だと思っているのです。そのことを質問したのですが、区の答弁は、全く要領を得ないものです。

区内のコンビニの実態

小泉質問

更に、マイナンバー実施にあわせ、コンビニで、証明書発行や、収納ができる、と言われますが、では、担当に、区内のコンビニの実態を聞いたところ、よくわからない、というのです。

私は、心ある方々に協力いただいて、区内のどこにコンビニがあるか、ということを地図に落としてみました。

それでわかりました。コンビニは、あるところにはあるが、ないところには無い、という当たり前のことがです。

この全体の地図でお分かりのように、三軒茶屋などの便利なところには、本当に多くのコンビニがあるのですが、この地図のように、宇奈根や烏山などには、本当にコンビニなどありません。最寄のコンビニまで、お年寄りであれば20分もかけて、いくこととなります。

コンビニは、確かに、あれば便利な機能です。 しかし、この「あれば便利」というものに、行政の一部分の役割を投げてしまって本当に区民にとって良いことなのでしょうか。もしも、区として、コンビニを行政の一部分をきちんと担っていただくものと位置づけるのであれば、現在、コンビニが存在していない空白地帯にも、事業者に働きかけ、出店を促す、このようなこととなろうかと思いますが、では、区はそのようなことを行うかといえば、通常は、やらないと思います。

つまり、コンビニでできることといえば、補完的なサービスであり、更には、コンビニが近くにある区民だけが、なお、便利になるというだけのことです。

区として、本来業務として行うことは、公平性の観点からもかなり疑問です。企画総務などで、取り上げてみたいと思います。

感度の高い職員について

小泉質問

一般質問で、窓口業務の重要性を質問しました。 答弁は、『窓口は、区民と行政を結ぶ最前線として大切な場であり、手続きを迅速かつ的確に行うことが重要である』との認識を述べられ、さらに『相談やコミュニケーションにより生活実態を汲み取り、真に必要とする個々のサービスに結び付けていくことが求められる専門性の高い窓口もある』と言われたのです。

考え違いです。 生活実態を汲み取り、真に必要とするサービスに結び付けていくのは、『専門性の高い窓口』ではなく、すべての窓口、すべての職員の本来職務なのです。 保坂区長、お分かりですか。 今の区は、何でもかんでも整理して、処理効率を上げようとしていますが、望むべきは、処理能力の高い職員ではなく、感度の高い職員なのですよ。 感度の高い窓口を、コンビニに求められるのでしょうか。 今一度、地域行政部長に、この感度の高い窓口、職員、ということについて、お考えを伺います。

萩原地域行政部長

窓口に効率性は不用とは、いいにくいとは考えますけれども、窓口では、お客様の目を見て、その方のニーズですとか、思いを感じ取る感度や姿勢が職員には、とても大切だというふうに認識しております。

たま子コメント

窓口は行政の基本です。その窓口で一番大切なことは、担当する職員がどれだけ感度が高いか、区民のことを考えているか、ということが大切だと思います。そのためには、職員の育成などをどのように行おうとしているのか伺ったのですが、答弁は具体的ではありません。問題です。

車座集会について

小泉質問

ここに、お手紙の写しがあります。 これは、ある区民の方から、世田谷区長に宛てて出されたお手紙なのですが、区長に出された後、私に頂き、ここでこうして読み上げることもご了解いただいたものです。

車座集会についてですが、「区長に就任されてから、車座集会という画期的とも言える企画を立てられ、区民の隅々の意見を区政に反映していこうという新しい試みに世田谷区も変わっていくものと期待し、参加してみたいと思っておりました」とはじまっています。

そして文面は続きます。 「しかし、その進め方は区長の考えなのか、現場の考えなのか分かりませんが、余りにも固執した、型にはまったというより、型よりはみ出さない古い仕切りの中での会合、つまり職員にとっては事なかれ主義、40名という規定があれば懸命に40人を動員」と書かれています。 その後は、詳しいことは省きますが、つまりは、動員をお願いされ、区民としては必死にお声掛けをし、結果として、集まりすぎて、カットしてくれと区から言われる羽目になったということです。

言ってみれば「よくある話」です。 動員がかかり、一杯になったので、ただの一言でカットする、良くあります。 しかし、このよくある話が、車座集会で起きてよいのでしょうか。

お手紙は、続きます。 「区政とは何ですか。主役は職員ですか。私は区民である庶民が主体で主役でなければならないと思っております。それを、自分たちの仕事がしやすいように型に押し込めるやり方はおかしいと思います。そんな車座集会ならしない方がいいと思います。

・・

今回、私は出席して全ての経緯を話すべきか、それとも、私が声掛けした人たち全員に不参加を呼びかけるべきか、悩みました。地域の人たちに嫌な思い、ゴタゴタを耳に入れないために私はあえて自身の欠席を選択しました。 私一人の信用がなくなるのは何も怖くありません。それよりも地域密着のまちづくりのあり方に不信感を抱く人が現れることが恐ろしいのです』 これが、お手紙の一部分です。 このお手紙を読みながら、一方で、昨日の区のお知らせの一面にある、区長の「車座集会にご参加ください。車座集会での皆さんの声に耳を傾けながら、区民の皆さんとの協働に取り組んでまいります」という記事を見ると、本当に、世田谷区政というのはどうなってしまうのだろう、私たちは、どのように、次の世代に責任を持っていけばよいのか、と考えずにはいられません。

時間の関係上、企画総務などで、質問していこうと思います。

たま子コメント

車座集会の位置づけが不明です。単なる区長と区民の顔合わせでは困るのです。今後、引き続き車座集会については、問題としていきたいと思います。

補充質疑(10月16日)

車座集会について

小泉質問

動員、キャンセル問題を引き起こした車座集会ですが、ある車座集会で、区民のかたが区長にむけて言われたのです。

「1期目ならともかく、2期目は車座ではない。区長として他にやることがあるはず」と言われました。

同感です。時間と経費をかけて、区長と特別職の勉強のためだけになるのであれば、全くの無駄な作業です。動員される区民にとって迷惑千万です。

前からも申し上げている通り、世田谷独自の地域行政制度は、大都市において、区民参加を制度的に保障する仕組みなのです。

区長は、総合支所を信頼して、任せるべきことは任せる、このようにして、車座集会は、今後、見直していくべきです。

私は、基本的に、世田谷の区政運営を信頼しています。しかし、このところの、区政の様々な方針、政策はどうしても、おかしいと感じざるを得ません。

総括質疑において、政策経営部他が出している「公共施設等総合管理計画基本方針(骨太の方針)と、総務部が提出している「本庁舎等整備基本構想」について、その食い違いについて、正したのですが、お答えが全く持って不十分です。

このことについて、企画総務で、再度、質問いたしましたが、担当課長は「公共施設の総合管理計画の基本的な方針は、庁内で様々な工夫をして、公共施設総体として、現状の面積の抑制をしていく方向があるという方針を明確にしたもの」との答弁がありました。

これ、おかしいのではないですか。

今回の「骨太の方針」では、その最初に、「略的な方針の必要性」と書いてあり、その内容は、「平成26年度に改定した公共施設整備方針では、施設総量の増加抑制を方針とし、具体的な方策を示してきた」とされ、「しかしこの間、施設整備を取り巻く状況がさらに厳しくなっていることから、従来の手法では、適切な施設の維持、更新はきわめて困難であり、さらに踏み込んだ手法も含め、戦略的な方針の下で対応する必要がある」と書かれ、そして、「建物の数を減らしていく」、そして「改築後面積を10%減らす」と明確に書いてあるのです。

企画総務での担当課長の答弁は、元の26年度の公共施設整備方針の文言そのもので、では、今回、わざわざ出された、この「骨太の方針」とは、一体、何なのだ、となります。

このように、このところ、区から出されている様々な案には、ほとんど整合性が感じられません。

理念、ビジョンが見えないのです。区として、全体として、誰がどのように考えているのか、全く分かりません。

本庁舎改築にあたり、広大な広場が必要である、といわれます。

その理由は、コミュニティの醸成であり防災対策であると言われます。確かに良いと思います。

ではそのような理念が、区全体としてはどのように位置づけられているのですか。

現在、設計中の玉川総合支所ですが、玉川地域は、人口23万人で、23区の中では、千代田、中央、文京、台東、荒川区より人口が多いのです。

先ほどの理念からすれば、当然、大規模な広場が必要なはずです。

玉川支所は、今後50年60年、使うこととなるわけですが、この期間内には、懸案の大井町線の地下化も関係者の努力で実現に向かうことが想定の範囲内として、対応も考えていかねばなりません。

更に、今、設計中の上馬複合施設、この上馬地区は人口3万弱、東北の陸前高田市、南三陸町などよりも人口が多いのです。

広場なるものは、影も形も見えません。

本庁舎、支所、まちづくりセンター、それぞれが全く別々な考えで作られている、これが、区役所のやることでしょうか。

区長は、本庁舎の広場について、「用がなくても来て頂きたい」と言われたわけですが、一体、その真意は何でしょうか。

「用がなくても来て頂きたい」のは、「なぜか」、いざというときのためです。

ですから、「用がなくても来て頂きたい」のは、まず、地区のまちづくりセンターであり、次には、支所のはずです。

災害時に、多くの区民が、本庁に行けるわけはないのですから。

少なくとも、本庁舎の本質は、用がなくても来て欲しい広場ではなく、どのように世田谷区政が運営されるか、ということにあるはずです。

理念が感じられない、現在の世田谷区ですが、ではこれまでも全く理念が無かったかといえば、そうではありません。

例えば、全国で初めての子ども部が作られたとき、第2庁舎の2階フロアの壁をなくして、一つの大きな空間に部の全てが入ったのです。

子ども政策を総合的に一丸となって行う、その決意が、子ども部の部屋の形として現れ、素晴らしいものと思いました。更には、その大空間の中で、国をリードする先進的な事業が生まれたのです。

いいですか、総務部長はそのときのメンバーのはずです。更には、つい先ごろまで、自ら子ども部長になられ、部を仕切られた。組織の運営と庁舎の形については密接な関係があることは、実感されているはずです。

その総務部長が、なぜ、このような、つぎはぎだらけのような分散された庁舎案を出してくるのか、全く理解に苦しみます。

大いに反省していただきたいです。

是非とも、ご自身の体験を踏まえ、素晴らしい庁舎づくりを先導されるべきと思いますが、なにか、思いがありますか。

岡田総務部長

今、子ども・若者部のフロアのお話がございました。私も子ども・若者部の職場、あのフロアはとても仕事がしやすかったというふうに思っております。 私たち自治体の現場の職場、色々な所管があって一様には言えませんけれども、大部屋主義ということは言われますけれども、同じフロアで横に連携をとりながら議論をしながら仕事が出来るというのが、一番効率性の面でも、また仕事の質を高めるという面でも望ましいというふうに思っております。 そういう意味では、子ども・若者部は、全部の所管がいられませんでしたけれども、沢山の職員が主にあそこに入って、議論できたということはとても良い職場であったというふうに考えております。

私としましては、新庁舎の整備にあたっては、安全性ですとか区民窓口の効率性だとか、これは当然求めていきたいと思いますが、職員が良い仕事ができる庁舎、これも是非求めていきたいというふうに考えております。以上でございます。

たま子コメント

庁舎のあり方と仕事の進め方は密接な関係があるというのが私の考えです。以前の子ども部は一つのフロアに全ての部門が集まり、活発に活動し、全国に先駆けた様々な独自の政策を生み出しました。私は、これからの区の職員の人たちにも、あのような働きをしていただきたいのです。

区政に必要なものは理念

小泉質問

今、区政に必要なものは、理念です。 それがないために、区長は地区の中心はまちづくりセンターであると言っているのに、実際の複合施設では、まちづくりセンターが一番奥まって見えないところにある。総合窓口とは言いながら、実は申請窓口の統一化だけの話であり処理時間が短くなるわけでもない。コンビニで証明書が証明書が取れます、といいながら、コンビニがないところについては、何も考えていない。

全く区政はバラバラです。 まじめに考えようとしている区民が失望します。 大体、本庁の同じ階にある政策経営部と総務部とが連携が取れていないのですから。 全く、これからの世田谷区政がどこへ言ってしまうのか、本当に心配です。

私は、歩いて暮らせる範囲内で基本的な生活が営めるまちづくりを目標としています。 区は、コンビニを活用した行政サービスの展開を考えていますが、コンビニがないところについては、考えがありません。 しかし、この地図にあるように、コンビニがないところに何もないか、と調べると、まちづくりセンターは勿論ありますし、それから、地域を支える特定郵便局があります。 区は、コンビニコンビニとだけ言わずに、この際、「区内どこでも、最低限の証明書は、歩いて数分のところでもらえます。そのためのまちづくりセンターを中心に、コンビニや特定郵便局、その他、公共施設などを活用して体系的な整備をしていきます」このような宣言をすべきと思いますが、いかがでしょうか、お考えを伺います。

萩原地域行政部長

証明書のコンビニ交付につきましては、利便性が増す面があるものと考えておりますが、ご指摘のとおり店舗の場所にはバラツキがあるのも事実でございます。 こうした状況を踏まえ、高齢者や障害者等へのセーフティネットを視野に、まちづくりセンターでの住民票の写しの交付等の窓口サービスのあり方を検討すすることとしております。 いずれにいたしましても、行政機関が実施する窓口サービスをより充実させていくことは大切であると考えておりますので、区民や区議会のご意見、証明書の発行枚数の推移などを十分踏まえ、今後の窓口のあり方を考え、検討してまいります。以上でございます。

たま子コメント

区役所は、コンビニだけに頼るべきではないのです。地区には様々な施設機能が点在しています。これらを思いっきり有効に使うべき、私はそのように思います。

外環道整備について

小泉質問

先日の都市整備で、他の委員から、外環道整備に伴ってどれくらいの区民が立ち退くこととなったのか、という質問がありました。

区の答弁にびっくりしました。 びっくりを超えて、怒り、悲しさまで感じるほどでした。

その答弁は、「区としては、把握していない、わからない」という木で鼻をくくったようなものなのです。 あまりにもお役所仕事です。国の事業だから区はわからない、関与しない、ということなのでしょうが、まちづくりを担う世田谷区がこのような事で良いのでしょうか。あまりにも冷たい対応です。

私は、外環議連の代表もやらさせていただきました。それは道路づくりが好きだというのではなく、地元の一員として、東京圏全体を見たときに必要であろうということと、より良いまちづくりをしていこう、そのためには、立ち退かざるを得ない区民の方々にもなんとか理解を頂き、その方々の思いもこめて、将来に向けて対応していかなければならない、と思ったからです。 こう思いましたが、当の区役所の方の、立ち退き問題は、事業者の問題であり、区は関係ない、という姿勢そのものが疑問なのです。 立ち退きは致し方ないことではありますが、立ち退かれた世帯がどれくらいであり、その方々に対する対応はどのようになっているか、区内に転居されたかなど、様々な把握が必要なはずです。

このように、きちんと暖かく対応することが、今後の、外環道の南進に向けた動きが、健全に進むきっかけづくりとなるはずです。 立ち退き区画にあたったら、放り出されるだけ、ということが、地域の常識となっては、反感を買うだけです。 副区長は、まちづくりの専門家であり、確か、玉川地域を担当されたことがあったはずです、地域の区民の地元に対する熱い思いを感じておられたはずです。 このような大規模な開発事業においても、例え、国の事業であっても、地元の自治体として、暖かく対応する、少なくとも、基本的な情報は把握しておく、このようなことが必要と思いますが、いかがでしょうか。

板垣副区長

ご指摘のありました先日の答弁につきましては、そのように受け取られるようなことにつきましては、大変申し訳ございませんでした。

区では、今までも外環事業によって影響を受ける区民の皆様のご意見や要望を受けまして、担当者・担当課含めて様々な形で事業者との調整も図ってきておりますし、現在もその姿勢には変わりはございません。

区といたしましては、今後とも引き続き、区民のご意見を聞きながら、区民のためのまちづくりを進めてまいりたいと考えております。以上です。

たま子コメント

確かに外環道整備は国の事業です。しかし、その事業が行われているのは、私たち、世田谷の区内であるわけです。国の事業だから、区役所は関係ない、という姿勢は、余りにも、お役所仕事です。この体質をなんとしても変えるべきと考えます。

現在の人員を再配置、再配分すべき

小泉質問

私は、今後の区政を地区から見直していく、という立場です。ですから、今の区政のように、地区の充実はそれとして、まず、本庁の規模を決めよう、という事は全く理解できません。マイナンバー実施でどれくらいの人材を最前線の現場に移管できるのか、ということも、明らかにしていない。明らかにしていないどころの騒ぎではなく、検討すらしていない。これで将来に向けた適正な行政運営が出来るのでしょうか。あたかも今、本庁舎問題がおきており、その規模が問題なのですが、所管は、現状からの推定人数で決めようとしている、マイナンバー実施による効果など考えずに、です。

今、ほとんどの民間事業者は本社機能をどのようにしてスリム化するか、ということを考えているはずです。現場の充実を考える前に、本庁の規模拡大を決める、全くわけがわかりません。私は、地区の充実に当たり、現在の人員を再配置、再配分すべきと申し上げているのです。現在、地区レベルで、平均、40人以上の人材が、存在している。まず、この人材をどれだけ、新しい時代に向けて、活用できるか、そのことを早急に検討すべき、と申し上げているのです。副区長、いかがですか。

板垣副区長

人員の再配置というお話でございますけれども、地域行政の見直しを進める中で、人員の配置も含めて必要な人員につきましては、適正な配置を進めていきたいということにつきまして、基本的な姿勢で臨んでいきたいというように考えております。以上です。

たま子コメント

質問でもいいましたが、これからの行政は、地区から作り直していくべきなのです。そのことが区はわかっていない。大問題と思います。